[]感情と仕事について考える(芝居「Archives of Leviathan」)

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大学の時の同期が役者をやっていて、facebookを見ていたら面白そうなお芝居をやっていたので、下北沢まで観に行ってきました。



日本で芝居を観るのは、実は初めてなのですが、非常に面白かった。



内容は、とある科学の発明をめぐる会社内での人間模様で、才能や成功に対する嫉妬が描かれています。日本の会社組織は、こういう嫉妬状況がなるべく起こらないような仕組みになっていて、人事考査とか仕事の任せ方が横並び的にできています。



だからこそ、逆に、その嫉妬の感情を抑えている仕組みが何らかの事情によって解き放たれた時は、きっと相当どろどろした状況になり、それこそ足の引っ張り合いや妬み合いになるんだろうと思います。



研究に対する熱意や、人間関係の捕らえ方、成功の考え方、など、人の心の部分を演技で表現するとこういうことになるのか、が観れて非常に面白かったです。



日本の会社組織って、感情のほとばしりがほとんど押さえ込まれているので、その押さえ込みが決壊したらどうなるんだろう、というある種のシュミレーションとして観ていました。