[]スキルの抜け漏れチェックに良い(本「M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務」)

_SL500_AA300_




コンサルティングの仕事って、北斗神拳じゃないけど、一子相伝っぽいんですよね。



先輩コンサルタントから技を盗むことでスキルをつけていくんだけど、いろんな人から技を盗むというより、初期の頃にがっつりと一緒に働いた一人先輩(居ても数人程度)の技を盗むというイメージ。



ある程度スキルがついて来ると、なんとか独立して仕事が回せるようになるんだけど、ここで沸いてくるのが、「自分が身に着けたスキルって偏っているんではないのか?」という疑念。個人の癖もあるし、ケースの内容の偏りもあるし。



そういうわけで、コンサルティングスキル系の本って、ちょいちょい読むんですね。自分のスキルのたな卸しをの為に。



この本は、ビジネスデューデリの実務について、手順、頭の使い方、分析方法、表現、と包括的に解説したもの。ディーデリのケースに特化した本ではありますが、頭の使い方や分析はとてもオーソドックスで素直です。



そういう意味で、経験の浅いコンサルタントがスタンダードなスキル習得の抜け漏れをチェックするには良い本のように思います。通常の事業会社の人がコンサルっぽい頭の使い方、分析、表現を学ぶにも役立ちそう。



基礎固めはなるべくしっかりとして、より高いところで付加価値を出したいですね。