[]うーん、、、これはちょっと。。（「ファンダメンタル投資の教科書」）

うーん、、、この本はちょっとどうなんでしょう。



この方は公認会計士だと思うんですが、書かれている内容に違和感が。。



例えば、、、



「営業利益≒営業キャッシュフローで、そうでない場合は粉飾の恐れが」って、見た瞬間に違和感のある記述。架空売上を立てて利益を多く見せる企業がある、ということが言いたいようですが、誤解を招く書き方だと思います。



製造業なんて最たるものですが、営業利益と営業キャッシュフローは当然ずれます。設備投資の原価償却が結構あるので、ぜんぜん違う数字になりますわな。だからわざわざEBITとEBIDAを分けて見せる会社もありますね。



あと、「利益剰余金が積みあがっている会社は多少の赤字に耐えられる」って、これも違和感ある記述。



利益剰余金はあくまで、過去の業績の結果、お金を稼ぎましたよ、ということで、そこに現金が溜まっているということではありません。お金の運用状況はBSの左側を見ないとわからないから、こういう書き方をされると、ほんの内容に不信感を抱いてしまいます。



うーん、、、ちょっとどうなんだろう。