[]2035年の自分の立ち居地を考える(三浦展「日本人はこれから何を買うのか?」)

20130412G037




最近、リノベーションをしたくてたまらないんです。しばらく家を買うつもりは無いので、できれば賃貸で。



センスの良い設計士の人と相談しながら、壁材、床材から間取りまで全部決めて、しっくり来る住空間を作りたい。生活空間を自分で作ることは、「どういう毎日を送りたいか?」に自覚的であるということで、それは人として生きる力を呼び覚ますような感じがします。



同様に、どういう「社会」生活空間を作るかを考えることは、これまた人間らしい尊厳とか感覚を強く呼び覚ますように思います。



「おひとりさま」がマジョリティを占める社会が到来するのがわかっているのであれば、それを前提としてどういう社会をデザインしていくのか。その中で自分はどういうポジションを占めるのか。そんなことをよくよく考えておいた方が良いと思います。



この本読んでて、つくづく思ったこと。シニアと若い人って、一緒に生活すると補完関係になると思うんですよね。



「お金」、「時間」、「体力」という持ち物の補完関係もあるし、「嬉しいと思うポイント」の補完関係もある。だから、シニアと若い人が気持ちよく一緒に住めるコミュニティが形成されていけば、「おひとりさま」主体の高齢化社会は、割と幸せな形に進化していくような気もします。



三浦さんは、結構ポジティブなトーンで2035年の社会像を描いています。悲観的なシナリオなんていくらでも書けるから、、、、、とご本人は書いていますが、僕はわりと本気で良い世の中がこの先到来するような感じがしています。