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外国為替

問題0710:その場その場の一般論に流されないためにはどうすればよいか?



投資の話をしています。



昔から疑問だったのですが、「日本経済は年後半に回復するので株価はあがる」という話があって、実際に確実に年後半に経済が回復する(と過程した)場合、株を買うという判断をするべきなのでしょうか?



何を言っているのかというと、この手の話が一般論として言われている場合、それってすでに現在の株価に織り込まれているんじゃないか、と当然思うわけです。



投資情報を見ていると、まー本当にいろいろな人が色々なことを言っています。先週のグリーンスパンの発言がどうとか、G7で円安が容認されたのでどうとか。 そういう局地の情報を元に売買するのも良いんですが、レポートとして出ている段階ですでに相場の値段に織り込まれてるんじゃないか?と思うわけです。人の話をベースに売る・買うを決めると、基本的には相場の動きにはついていけないんだと思います。



なので、その場その場の一般論に流されず、自分が腹に落ちた理解が出来るシナリオを作る必要があるわけです。



学生のときに、もうちょっとマクロ経済の勉強をしておくべきだったなーと思うのですが、経済活動の大局をつかむ訓練を受けていないので、この歳になって、今更ですが経済の勉強をしています。 (誰か分かりやすい良書があれば教えてください)



投資の本はどれもこれもタイトルが怪しくて、あんまり「これ読みました〜」とブログに書くのもどうかと思ったのですが、まあ、備忘録なのでアップしておきます。その道のプロがどう考えて投資をしているのかを知るのはとても参考になるので、ツタヤでパラパラと立ち読みをして買った本です。



ただ、これまた投資家の面白いところで、人によって言っていることが180度違います。多分、自分のスタイルが決まっていることからきているんだと思いますが、すべてを鵜呑みにすることは出来ません。



その上で、なるほどね、と思った考え方をちょこちょこメモって、自分なりの腹に落ちたルールを作っていくのですが、この本は「年間の為替の動き」とか「マーケット全体の参加者」とか「ファンダメンタルの指標一覧」とか、とにかく「全体」を意識した記述が参考になります。全体はどうなっていて、その中で今はどうなっているのか、という理解をするのが、局地的な一般論に流されない最も重要なことだと思うので、大変勉強になりました。





回答:全体を(出来れば数値で)理解し、自分のシナリオを作る