[]沈まぬ太陽4 会長室編・上

sizumanu4

会長室編から、本格的に航空会社の腐敗構造へと切り込んでいきます。



ただし、主人公はこれまでの恩地元というよりは、経営建て直しの為に送り込まれる国見会長にシフトしているように見えます。



ここに書かれている内容が何処まで現実の航空会社に当てはまるのか解りませんが、利権構造としてはシンプルで、「もしかしたら、本当にこういう構造になっているのかもな」という妥当性を感じることが出来ます。



ここまで大規模は腐敗はさすがに社会・組織内の一部の人達の倫理観の欠如から来ており、大多数の人々の知りえぬところで起こっているのでしょうが、こうした倫理問題に気がついた場合、特にそれが責任ある立場(例えば組織のトップ)であった場合にどのような対応を取るべきかを考える上ではとても参考になります。