[]パプリカ(2006)

パプリカ

筒井康隆の本は小学生〜中学生位の時に随分と読んだのですが、パプリカは原作を読まずに映画を観ました。



こっち(UK)で貰ったDVDなので、当然英語なのですが、どうも台詞が解りにくい。特に人形がしゃべっている内容とか、精神錯乱した人の台詞はほとんど理解不能



と思って、後で日本語のサブ音声が入っていることを発見してこちらを観てみたところ、日本語でも何を言っているのか解らないんですね。



さすが筒井康隆。ここまで意味を成さない台詞を作れるところがすごいですね〜なんて変な関心をしてしまいました。





夢と現実との交差体験で自分の人生の気づきを得ていく、というテーマに対する願望は自分の中にも結構あって、そういう意味ではすんなりと入ってくる映画ですね。自分にも昔から繰り返し見る悪夢があって、ちょうど映画の中で粉川が自らの深層心理の原点となる17歳の周辺の経験がキーとしてストーリーを引っ張りますが、僕の場合もちょうど17歳くらいの時の「やりのこし」が尾を引いているんじゃないかと思っています。



過去の自分と対話することが出来れば、この先の人生が変わるはず、という漠然とした直感があるのだけれど、どうやればそれが出来るのかがわからない。



ま、そんなこともあって、興味深く観ました。