[]Mark Rothko展 (Tate Modern)
めっちゃめちゃ寒かったのですが、Tate ModernのMark Rothko展に行って来ました。
Waterlooからテムズ川沿いを歩いたので、顔面が凍るかと思いました。(写真は、震える手で撮った夕方のテムズ川。さむー)
10分ほど歩いてTate Modern到着。
あまり時間が無かったのですが、Mark Rothko展へ。
全部で8部屋だったかな。
メインはSeagramルーム。川村記念美術館から何枚か借りているようですね。
この人の絵は、実物を観る方が複製を見るよりもはるかに良いですね。正直、書かれている対象に意味が見出せない(何なのかわからない)ので、複製や写真化されたものを見るだけだと、なんにも感じません。
ところが、実物を目の前にするととても納得感があります。おそらく、レイヤードされた色味と微妙な筆遣いのグラデーションがそういう感覚を想起させるんだと思います。
思い返せば、古典絵画(=何が書いてあるかが一目瞭然)を見る場合も、大半の場合、被写体そのものには興味が無いわけで、画家が被写体をどう捉えたかを解釈する方により大きな興味があります。
Mark Rothkoに限りませんが、被写体がなんだかわからなくても、何かを感じてしまうのは、画家の中の何かしらに対する共感覚なんだと思います。
Seagramルーム、Floating感があってなかなか良かったです。
2月1日までTate Modernで。