[]「徹底抗戦」(堀江貴文)を読んだ





徹底抗戦






日本に帰ってきてネットでホリエモンの言動を見ていたら、なにやら批評家のようになっていたので、これはどうしたことだろうと思って当人の本を買って読んでみました。そもそもライブドア事件というのはなんだったのか、という理解の整理もかねて。





結果、思ったのは、「ライブドアを告発することが、どのような一罰百戒に役立つのか良くわからないな」ということ。





これは検察側の話を聞いてみないとわからないことですが。





特捜部が扱う事件って、大きな政治汚職のような「権力を笠に来た悪事」であってほしい、という大岡越前的な期待がありますよね。



ホリエモンが起訴されている罪状は3つあるんだそうですが、そのうちのひとつは、正直それが罪なのかどうか理解できません。



自社株の売り上げをBSに入れるべきところをPLに入れて利益を水増しした、ということだそうですが。 それって、普通に営業外収益のところに入ってくるものだと思っていたんですが、違法なんでしょうか? 



実際に儲かっていないところを儲かっているように見せかけた、ということなのでしょうかね。 でも、PLをみれば営業利益は赤なんでしょうから、「ああ、本業はうまく行っていないんだろうな」ということがわかると思うのですが。



そのほかの二つの罪状は、架空取引と買収会社の不正評価なので、事実であるなら罰せられるのだろうとは思います。本人の関与度は別問題だと思いますが。





まあ、でもいずれにしても、ホリエモンを罰することが社会的になんの一罰百戒なのかはよくわかりませんでした。



とても賢い人だと思うし、口は悪いんでしょうが、将来不安で国全体が縮こまっている時に、アグレッシブにコトを起こしていく人は個人的には好感を持ちますね。





最高裁も有罪になると、実刑で刑務所に入るそうです。うーん、、、、