資金の問題が無ければ、次に考えるのは組織のこと



と、この間、髪の毛を切りながら話をしていて思いました。



最近、代官山のヘアサロンに変えて、創業者の社長に切ってもらっているのですが、30代で独立して立派なサロンを構えている人なんですね。



で、カットをしながら色々と話をするのですが、ヘアサロンの場合はお金周りは実はあまり難しくないんだそうです。確かに、変動費は水とシャンプーとカラーリングの溶剤と、みたいなものでたいしたことは無くて、基本は固定費率が高い。



僕のカット6,700円でしたが、おそらく粗利は6,650円くらいでしょう。そうすると、固定費総額(家賃、人件費、他)の総額を単価で割ってしまえば、ざっくりどれくらいのお客さんを取らないとならないかが出てきてしまうので、経営数字に慣れていなくても商売は回るようです。現金が毎日入ってくるというのもポイントで、黒字倒産のリスクも低い。



そうなってくると、経営の主眼を財務面以外のところに置くことができて、この社長さんの場合は気になるのは組織のことのようです。



中途はなるべく取らず、新卒をじっくり育てることに注力していて、社員を採用しているというよりは一緒にやっていく仲間を探している感じでした。