[]世界最強の教育環境とは? (「ソーシャルネットワーク」を観た)
「ソーシャルネットワーク」を観て来ました。
先日、とある有名なコンサルタントの方の話を聞いていて、この映画の話が出ました。かなりシニアな方なので、ちょっとびっくりしたのですが、結構幅広い人が観ているみたいですね、これ。
映画ではFacebookのビジネスモデルは?とか、戦略は?といったことは描かれず、主にマーク・ザッカーバーグという人物の描写に焦点が置かれています。なので、これをFacebookのビジネスケーススタディとして観るのはちょっと無理があるように思いますが、どのような環境を作ると若い企業家が出てくるのか、ということは腹落ちした納得感がありました。
というのは、映画で出てくるハーバードの生活って、なんかちょっと自分の出身大学院のSFCにちょっと似ているんですね。もちろん、キャンパスの重厚さや伝統的な学生生活の様子は違うんだけど、新しいアイデアが生まれる時の環境はとても似ている。
それってどういうことかというと、、、
1.頭の回転が速い同年代が日常生活をともにしている
→ 面白いアイデアをピンポンのように打ち返しあっていると
どんどんアイデアが進化していく
2.アイデアを形にする技術がある
→ 作ってみて試して修正するプロセスが早い。
自分に無い技術でも、周りを探すと必ずその技術を持っている
人が居る。意気投合すれば、一緒にやってくれる
3.悪ふざけが賞賛される
→ 社会に対する挑戦(ジョーク)を面白がってやってると、それが
結構すごいことになる
4.人に遣えるよりも人を使う方が賞賛される
→ 一歩を踏み出す後押しに
というような環境のことです。
次世代を育てる教育環境ってどうあるべきなのか、色々考えるのですが、答えは出ているように思いますね。
ゆとり教育って運用を間違わなければ日本をかなり良い方向に導いたと思うんですが、相当誤解されてしまいました。意欲と能力のある教師が運用すれば世界最強の教育環境を作れたように思います。 いつかそういう仕事がしたいなあ。