[]決算書粉飾の手口を学ぶ (「決算書の暗号を解け」勝間和代)

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これは確かいくちゃんからお勧めされて買った本。勝間さんの本です。



まず第一に、この本は一般的な財務分析(*)の本ではありません。 

(*どういう商売を、どういうお金の回し方をしてやっているのか。うまく行っているのか。効率的なお金の回し方をしているのか、という分析)



そうではなくて、「粉飾」とまでは行かなくても、都合の悪いことをごまかしている財務諸表を見抜くコツを教えてくれる本です。



ダメ会社の中には、



?ダメさ加減が正確に財務諸表に現れている会社

?ダメさ加減をごまかして財務諸表を作っている会社



があり、本の中では?の財務諸表のごまかし(=お化粧)の手口が色々と書いてあります。お化粧と言っても、有価証券報告書などの公の書類で嘘を書くことは出来ないので、そのお化粧は何らかの形で財務諸表のどこかに現れてきます。それを見逃さないためにどうすれば良いのか、というのがこの本を読んで身につく知識です。



会計士の財務諸表の見方は、これがデフォルトなのかもしれませんが、監査の観点から数字を見るトレーニングをあまり積んでいない身としては、なかなか勉強させてもらいました。



財務分析のスキルとして、硬い数字を出すためには是非知っておいたほうが良い知識だと思います。



グッドグッド。今日も知識が増えた。