[]類書は多いが、良い本だと思います。コンサル思考法の話(「イシューからはじめよ」)
本屋に行くと笑っちゃうくらいこの手の本が平積みされていますね。
どうすれば付加価値のある仕事ができるのか? 最大限に付加価値が出せる人物になるにはどうすれば良いのか、は多くの人の悩みどころ。
で、この手の思考法の本がたくさん出てくるのだと思いますが、新しい思考法が次から次へと開発されているわけではないので、どうしても内容が似通ってきます。「あ!っと驚くような目から鱗の思考法の新刊」ってなかなかお目にかかれません。
いくつもの類書がある中で、この本を追加で手にとって読む価値があるのかどうか?
僕はあると思いました。理由は、この本が頭の整理に役立つものだから。様々な本に書かれている内容がコンパクトに再掲されていて、この手の内容に慣れている人ならば1時間程度で全部読めると思います。
投下時間1時間で、知識が再整理されるのであれば、生産性的にはGoodだと思います。
(参考)
ちなみに内容的には、下記の本を読めばほとんどすべてカバーされています。もともとマッキンゼーの方なので、マッキンゼー系の本で言えば、、、
?「企業参謀」 (大前健一)
?「質問する力」 (同上)
?「ピラミッドストラクチャー」 (バーバラ・ミント)
?「ロジカル・シンキング」 (照屋華子)
を読んだ人は、「あー、あの話か」と思うでしょう。
あとは、BCG系で、、
?「論点思考」 (内田和成)
?「仮説思考」 (同上)
が内容的に相当かぶります。