[]筒井康孝を思い出した(小林 恭二「ゼウスガーデン衰亡史」)

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友達にお勧めされて読んだこの本。



中学生のときによく読んだ筒井康孝を思い出しました。



東京に作られた遊園地が勢力を拡大し、日本国を上回る存在となり、分裂し、、、というお話。読みながら、筒井康孝の「宇宙衛生博覧会」+「薬菜飯店」+「俗物図鑑」を思い出しました。



世の中には映像表現できるSFとできないSFがあって、これは後者の方なんだろうなあ。映像では表現しようが無いから、活字で読んで想像力を膨らませる必要がある本。



スターウォーズとかって活字で読むより映画観たほうが絶対面白いけど、ゼウスガーデンは映像にしたら陳腐に見えるんだろうな、と思います。