[]下り坂社会も悪くない（島田裕巳×小幡績「下り坂社会を生きる」）

この先日本が、経済規模や市場の大きさといった量の側面で上り坂になることは無いですね。なので、どうやって上手く下り坂を下っていくのかが重要だよね、という話。



出世をして、たくさん消費をして、それが幸せにつながるという人生観がすごい勢いで後退しています。なので、経済が恐慌に陥るといったハードランディングが無ければ、社会は新しい経済状況に適した形になっていくのだと思います。



地域コミュニティが活性化し、質の高い生活になることで、もしかしたら今よりずっと生きやすい社会が実現するかもしれない。世界の持続可能性やセーフティネットの問題など、ここ30年くらい気になっていた課題に解が出ることで、心の平静が保てるようになるかもしれない。



下り坂社会をそういう前向きな考えで捉えられたら良いんでしょうな。