[]東アジアとはなんなのか?(「日本史」の終わり」
この本は面白いですね。
中国と欧州の違いを理解すると、日本という国の見通しが非常によくなるということが良くわかりました。
日本社会の話をしていますが、「社会」を「会社」に換えて考えても、非常に納得のいく話だと思います。
日本の伝統的な会社の仕事をしていると、あまりにも物事が合理的に決まらないことに愕然とすることがあります。これが一体どのような社会的な背景によるものなのか。物事が決められずに沈んでいく組織を変えるためには何が必要なのか。そんなことを考える上でもとても面白い本でした。
この本を読むと、下記のような質問に答えが出ます。基本は中国と欧州の比較から出てくる考察の話ですが、東アジア全般の見通しをよくなり、日本という国の構造が良くわかるという意味で、面白い示唆が得られる本だと思います。
・日本社会は、なぜトップダウンで物事が進まないのか?
・橋下市長とはなんなのか?
・中国と欧州の国の成り立ちの決定的な差は何なのか?
・中国経済の未来を社会の成り立ちから予測すると何が見えるか?
・中国と北朝鮮の共産主義はどう違うか?