ホン
前職の先輩にお勧めされて読んだ本。 2006年の本ですが、311の後に周知になった電力政策・業界の構造問題がそのまま書かれています。 PEが地熱開発の会社を買収してターンアラウンドさせる、というコンテクストで地熱発電と電力業界の話が書かれてい…
どのメディアから日々情報を入手するべきなのか?ということを考える上で非常に参考になる一冊。 日本のメディアが、政治・経済・宗教・社会・芸能のかなり広範な分野で「報道できない」領域を抱えているということを事細かに説明してくれています。それを報…
ちょっと前に、池田信夫氏とネット上で激しいバトルを展開していた安冨歩教授の本 すごいタイトルの本ですが、本書の中では香山リカ氏と池田信夫氏の文章が「東大話法」の使用事例として分析されています。しかも、強烈なぶった切り様。池田さんとのバトルっ…
山崎さんが色々なところで言っている考え方でとても大切だと思うのがこの話。 個人資産=人的資産+金融資産 計算すると凹むので絶対にやりませんが、人的資産というのは要するに自分のこと。継続的に給料を稼ぎ出しているわけなので、それを現在価値に割り…
澤上さんの考え方はそのとおりだと思うんですよね。 投資って、「将来の社会ってこうなるはず。としたら、こういうビジネスが伸びるはず。としたら、今のうちからこういう会社に投資しておこう」という知的な逆算の結果だと思うんですよね。 さわかみファン…
どういうアセットアロケーションにするべきなのか、非常に悩んでいます。 この本はカチッと、国内株式:○○%、海外株式:○○%、国内債権:○○%、、、と分配の型を示してくれているんですが、それでもどうもぴんとこない。 やっぱり、過去の実績をベースに、…
230ページくらいの新書ですが、飯田さんの主張がコンパクトにまとまっています。 福島の事故以前から、飯田さんはビデオニュースによく出ていて、エネルギー政策について非常にわかりやすい議論を展開していました。この人は、問題の全体像を念頭に置いた上…
著者は刑事事件の裁判中。 ですが、内容は資産形成に関する極めてオーソドックスな内容。 会社の財務諸表のチェックは厳しくやっても、自分の財務状況のチェックは甘くなりがちなのが人の常だと思います。30年ローンでマンション買う、とか、会社だったらあ…
良本です。 数ある問題解決系の本で、ちょっと毛色の違う内容になっています。会社のとあるプロジェクトリーダーからお勧めされたので読んでみました。 「論点」とか「イシュー」をまず考えるべき、という話はちらほら聞きますね。ロジカルシンキング系の本…
書いてあることは極めて全う。 ・コンテンツの組み方 ・表現の工夫の仕方 ・その他、細かい注意点 など、プレゼン全般の注意点がまとめられています。 最近はほとんど見なくなったOHPを使ったプレゼン(僕が大学の頃まではかろうじて存在していたが。。)の…
ますます厳しくなるグローバルのキャリア競争をどうやって勝ち抜くか、ということを語った本。 アルビントフラーの言う「第二の波」にとどまらず、「第三の波」に属する職業(弁護士や医師)も、ITや新興国へのオフショアが始まっているというところから話…
コンサルティングの仕事って、北斗神拳じゃないけど、一子相伝っぽいんですよね。 先輩コンサルタントから技を盗むことでスキルをつけていくんだけど、いろんな人から技を盗むというより、初期の頃にがっつりと一緒に働いた一人先輩(居ても数人程度)の技を…
この本、個人投資家の方が書いた本だそうです。 そうとは知らずに読んでいて、途中でびっくりしました。非常に勉強熱心な方だなーとほんと関心。 P139までの財務諸表分析のところが面白いです。 経年でのBSの分析が一番大事、というスタンスを取ってい…
この本、ずーっと錬金術の本だと思ってました。で、敬遠して読んでいなかったんですが、ネットの書評を見てちょっと読んでみました。 で、思ったんですが、これは割りと良い本。錬金術の本ではなくて、生き方の本でした。 個人的に、「これは」と思ったのは…
株式市場・景気の予測をこんな単純な方法でやってしまっていいのか?というくらいシンプルな景気予測の本。 世の中にあまたある景気指数の中から、「時間あたり賃金上昇率」を使って株式・景気の予測を行っています。 景気循環は基本的に「鶏と卵」で、賃金…
これは良書だと思います。 ポイントになるのは、「株投資をするときは、投資しようとしている企業が?シクリカル株、?成長株、?バリュー株、?企業再生株のどれにあたるのかを認識するべき」という考え方。 それぞれのタイプによって、「買い」なのかそうでな…
Twitterは完全に他人(特に著名な人)の流す情報を補足するツールとして使っています。 このブログは味噌くそ一緒になっているライフログ。FBは知り合いとの繋がりを強化するツール。 この本、アカデミーヒルズの本棚に置いてあったので何気なく読んだだけ…
この著者は、基本的にソニーに好意的なジャーナリストです。そういう人に「さよなら!僕らのソニー」と言われてしまうことに対して、今ソニーにいる人たちはどう感じていて、どう反論しようと思っているのでしょうか。 本の内容自体は確かにちょっと変な議論…
極めて全うな投資スタンスを解いた本ですが、鵜呑みにするのはちょっと危ないようにも思います。 ・デイトレはゼロサムゲームなので、特殊な才能が無い限りは止めた方が良い ・ギャンブルと一緒で、儲かるのは胴元 ・相場が気になって本業に影響が出るなどQO…
難しいことは漫画で勉強した方が学習効率が高いんです。 経験則的にも判ることだと思いますが、教育心理学の研究でもそういう結果が出ています(村田夏子「読書の心理学」だったかな。。) ちょっと医療系の勉強がしたくて、この漫画をお勧めしてもらったん…
刺激的なタイトル。 この気持ちはホント良くわかる。民主党になって、「ありたい国の姿」×「それを実現する政策」が政治の中心になるのかと思ったけど、政局中心の政治に変化は無いし、官僚主体の政治にも変化はなさそうだし、そもそもの民主党の「ありたい…
会社の規則で自分としては株投資は自由に出来ないんですが、株って面白いんですよね。企業価値について分析することが多く、かつ色々な業界の状況や企業戦略の情報が入ってくる仕事をしているので、「仮にあの会社に投資するとしたら、今の株価って割安なの…
これはバリュエーションの参考書としてかなり良い本ではないでしょうか? まず実務的。仕事で「この会社買うとしたらいくらくらいなのか、ざっくり計算して」と言われた時に、どういう計算をすれば良いのか、大変分かりやすく説明されています。サニティーチ…
天才、原研哉の最近の新書 たしか盛田さんの「Made in Japan」に書かれていた記述だったと思いますが、戦後の荒廃から復興し「アメリカに優れた製品を輸出する最初の日本企業になる」というモチベーションで世の中を作ってきた時代が結構長いこと続いてきま…
知財部に勤める友人がお勧めしていたので買って読んでみました。 おそらく、この本が伝えたいメッセージは、日本の企業が知財戦略についてうぶ過ぎる、ということなんだと思います。 元来特許の世界は、かなりロジカルに体系が出来ているはずなので、 ・特許…
これは「修身」ということなんだと思います。 「なぜ山に登るのか?」 「そこに山があるからだ」 というのは嘘で、植村直己にとって 「なぜ山に登るのか?」という問いに対する答えは、 「自分が登ると決めたから」 なんだと思います。 自分の目標は自分で決…
御立さんにも自分と同じような苦難の時代があったんでしょうか。ご自身では入社当時は「非常に苦労した」とおっしゃっていますが、信じられません。 歴史、文化、哲学、芸能、食、本当に幅広い教養知識から、ビジネスや政治に対する示唆を引き出して、納得で…
「こういうのちゃんと読んで勉強したほうが良いよ」と言われたので、ぺらぺらと読んでみました。(大きなお世話な気もするが。。) 書いてあることは至極真っ当で、会話スキルを上げましょうという話。しかし、こういうのって、もっと昔にHotdog pressやらPo…
元リクルートのくらたまなぶさんの著書 ヒアリングとブレストの天才として知られていますが、自身の仕事のプロセスを判りやすく公開しています。 企画・マーケティング関連の仕事をしている人にとっては結構参考になるのでは?と思います。 ・「不」のつく日…
ブックオフで100円で投売りされていたので買って読んだのですが、この本には驚かされました。 アルビン・トフラーの「第三の波」というキーワード自体は非常に有名で、例えば本の中で概念として出されている「プロシューマー」も、結構多くの人が聞いたこ…