ザッシ

[]テレビに明日は無い、、、けど明後日はあると考えて欲しい (日経ビジネス「テレビ明日なき戦い」)

「テレビ事業を安楽死させるべきなんではないか?」という論点が検討の優先順位を上げているようですね。 理由はいうまでも無く、過去・現在と儲からず、この先も儲かる見込みが立たないから。価格が最大の差別化ドライバー(=つまりコモディティということ…

[]強いモノづくり組織はテキサスバーガーのような構造になるのでは? (日経ビジネス特集「いまどきのヒット商品、鉱脈は足元に」)

一般ビジネス誌のほうは、先週はどこもかしこも2010年を振り返る特集でしたが、日経エレクトロニクスのほうはちょっと控えめに今年流行ったものの特徴を振り返り特集でした。 書いてあることは正しいと思いますが、流行ったもの一つ一つをもっと丁寧に帰納的…

[]2010年ヒット商品ランキングから何を読み解くか

時期柄、「今年のヒットランキング」のような振り返り系特集が出てきました。 世の中がどうなっているのか、これからどうなって行きそうなのか、ということを流行した具体のモノゴトから読み解こうという意図なんだと思います。 が、こういう時に自分を戒め…

[]サムソンは失敗の仕方まで日本企業を真似始めているのではないか?

週末に六本木ヒルズでGalaxy SとTabのプロモーションイベントをやっていたので、ちょっと覗いてみました。 この端末触るのは初めてだったのですが、印象としてはいまいち。iPhone/iPadから周回遅れで出しているのに、使い勝手はやっぱりAppleの方が優れてい…

[]商品戦略だけでコマツの事例を語るのは片手落ちではないか? (日経ビジネス特集「稼げるモノ作り」)

「コマツの利益率はなぜ12%もあるのか」と副題にまで取り上げるのであれば、もうちょっと多面的に分析をするべきではないかと思います。 今週の日経ビジネスの特集。 どうして毎度毎度、こう浅い特集を組んでしまうのか、この雑誌は。 コマツの話としてあ…

[]転職は今の30代の人たちにとっては必然 (AERA特集:成長にかける)

「働く人の意識が変わってきたようだ」とAERAは言いますが、僕はそれは違うと思います。今転職している30代の人たちにとっては、大企業を出ることは10年前にセットされた時限爆弾のようなもので、必然的に起こっている事態だと思います。変わった意識な…

[]発想が安易ではないか? 「高齢化を味方に:日経エレクトロニクス」

惜しいんだけど、ちょっと発想が安易なんだよなあ。。今週の日経エレクトロニクスの特集「高齢化を味方に 日本発の製品/サービスを世界へ」 どこが安易かというと、結局のところ「日本で先進的なものを作ってそれを他の国に売る」という昭和のエレクトロニク…

[]その論点設定はちょっと古いんじゃないか? 日経ビジネス「アップルの真実」

ジョブスってイエス・キリストに見えますよね。死と向き合ったリーダーだからそう見えるのか、それともやっぱり稀代の創業者だからそう見えるのか。 とにかく、復帰からこれまでのジョブスは、神業にしか見えないビジネス構築を行ってきました。 で、ここに…

[]もっと煽ろう 日経ビジネス特集「うちのエースはアジア人」

ちょうどこの間の金曜日に、ヨーロッパ時代のチームメンバーとこういう話をしていました。「海外の日本企業オフィスでマネージャー職を日本人が張るのはもう無理かもしれない」という話。 理由は何度も何度も言っているように、日本人のグローバルでのマネー…

[]間違った示唆を出しているのでは?日経ビジネス「トヨタの見えざる未来」

「No1になったからバッシングされた」のではなく、「No1にふさわしくないと思われたからバッシングされた」と考えるべきです。 何の話かというと、今週の日経ビジネスの特集の話。 トヨタに関しての特集なんですが、あまりにも結論の歯切れが悪い。というか…

[]この業界、投資したいなあ。モーターは面白い分野

「世界はどうやったらサスティナブルになるのか」という問題がありますね。 2030年くらいに「もう戻れないポイント」というのが来ると言われていますね。地球温暖化のこともさることながら、石油をはじめとした資源の枯渇がこの頃には国際政治の大問題になっ…

[]「うつ」のリスクと睡眠時間(東洋経済7月24日号より)

これは、身に覚えがある内容ですね。 うつ病を発症する人の数は情報通信関係の業界に多いそうで、僕の仕事は情報通信ではないんだけど、どうしてそうなるのか、先月、身をもって経験してわかりました。 ストレスって、 ?締め切りのプレッシャー ?正確性の要…

[]「食料がなくなる日」(日経ビジネス7月19日号)

今週の日経ビジネスは割りと興味深い特集でした。 世界の動きの何割かは人口×所得水準の変数で説明が付くとしたとき、一番予想しやすいのは食料供給の問題。足りないわけです、食べ物が。 2025〜30年くらいに"Point of No Return"と呼ばれる分岐点がやってく…

国内生産を守る、という社会的意義

日経ビジネスの今週号、特集はサムソンですが、僕の興味を引いたのはキヤノンの「セル生産」のほうでした。 サムソンの話は、「最強の秘密」とありますが、別に秘密の話はこれっぽっちも書いてなくて、どこが秘密なんだろうと思いました。社内のモーレツな競…

[]マクロ経済の見通し力を鍛えるには

今週の東洋経済、特集は世界経済の話。 マクロ経済に関する知識って言うのは、実は身に迫って必要なスキルなんですが、これを鍛えるのはなかなか難しい。 ちょっと前まで、本気でユーロを買おうと思っていて機会をうかがっていたら、今のギリシャ危機が起こ…

[]ビデオカメラは将来何になるのか?「ビデオ・カメラ子離れのすすめ」(日経エレクトロニクス5月31日号)

ビデオカメラ市場が激変しているそうで。 自分が大きなビデオカメラを持ってお店に売り込みをしていた時代とはまるで違う市場になりつつあるということを理解しました。 と言っても、自分が仕事をしていたのはそんな昔のことではないのだけれど。。 経営学の…

ドワンゴの川上さんのインタビュー記事が面白かった

これも、先週のダイヤモンドの記事から。 ドワンゴ会長の川上さんのインタビューが載っていたんですが、面白いな、と思ったのは、アメリカ企業との戦い方のスタンスについて。 「ドワンゴでは、サービスを開発する際には、得体の知れないものを作ろう、と言…

週刊ダイヤモンド ユニクロ特集

週刊ダイヤモンドのユニクロ特集、最初の方は拡大路線を突っ走るユニクロの海外戦略を追って、後半で、先々のリスクについて書いています。 ユニクロとH&Mを比較したとき、ユニクロはベーシックなものを作っていてH&Mは多品種を作っているイメージがあるので…

これは確実に大きな市場になりますね 日経エレクトロニクス5月17日号「ポケット・ドクター」

医療機器の分野は日本市場でがっちりやっておくと、将来の海外展開が見えてくる有望業界ですね。将来を見越してくいっぱぐれたく無い若者は、この業界に飛び込むのが良いと思います。 未体験の超高齢化社会になるということは、先進市場(といっても老人だけ…

未来は脳波か〜! 日経エレクトロニクス5月3日号「アタマを使え 脳波で機器を操る」

着々と脳波を使ったアプリケーション開発が進んでいるようで。 むかし、ザルツマンの「心脳マーケティング」という本を読んで、なんて気持ちの悪い世界だ、と思ったものですが、この業界のアプリケーションは結構進んでいるみたいですね。 博報堂には専門の…

この考え方を鵜呑みにしてはいけない 日経ビジネス5月24日号「こうすれば世界一」

毎回、日経ビジネスには苦言を呈していますが、別にこの雑誌が嫌いなわけではありません。色々な現場情報を毎週取ってきてくれるので、毎号楽しみにしているんですが、その生情報のまとめ方には毎回「?」マークがつきます。 今秋の特集の「こうすれば世界一…

実害は? 日経ビジネス「米国からの三行半」

去年、民主党が政権をとって小沢一郎が大訪中団を送った時にも、これと似たような話がそこかしこから出てきました。 アメリカとの関係が悪化するのは、という懸念です。 でも、この問題をきちんと解説できるジャーナリストの人に僕はまだめぐり合えていませ…

今週の日経ビジネスから「平日消費が休日消費を超えた」

特集の方は、地方でうまくいっている地域振興のケースでしたが、今週の日経ビジネスで「おっ」と思ったのは時事深層の「平日の「ちょっと贅沢」に商機」の一グラフ。 総務省の家計調査によれば、07年から休日の出費が激減し、平日の消費を下回ったそうです。…

[]日本の製造業の国際化は間に合うのか? 日経エレクトロニクス3月8日号「消える特許」

特許の最近のイシューが色々とわかって面白かった3月8日号の日経エレクトロニクス。 特許の話ながら、やっぱり感じてしまうのは「日本の製造業、大丈夫なのか?」ということ。特に、今回は国際化に関して大丈夫なのか感を感じました。 ただ、今回の疑問は…

日経ビジネスの特集がやっぱりしっくり来ない。。

先週号かな? 「移民YES」1000万人の労働力不足、という特集が日経ビジネスで組まれていました。 日経が嫌いなわけではないのですが、今回の特集も、ちょっと正直マトが外れてるんじゃないかと思いました。 一番おかしいな、と思うのは特集の背景とし…

[]なぜ「コジマ」ではなくて「ヤマダ」なのか

問題0712:なぜ日本市場は「コジマ」ではなく「ヤマダ」を選んだのか? 僕は電気製品を買うときはビックカメラかヨドバシカメラに行くのですが、今、日本市場で圧倒的に大きなディーラーと言えば、やはりヤマダ電機ですね。 公正取引委員会のヤマダへの…

[]協賛金<コンサルティングってほんとか?

問題0711:ビールメーカー各社が、顧客獲得の為に協賛金の積み増しを止めて繁盛店醸造などのコンサルティングに力を入れているそうです。これは、メーカーの「脱リベート、向アドバイザリー」志向の動きと考えるべきでしょうか? 先週の日経MJより。 新…

[]クーリエ・ジャポン 2月15日号

今号も衝撃の事実一杯。 カバーストーリーは「中国が変わる」でしたが、一番面白かったのはアメリカのプリンセス・ブームの話。ディズニーの「プリンセス・ライン」の売上は、01年から06年の5年間で3億ドルから30億ドルまで10倍となったのだそう。 記事で…

東洋経済12月13日 「家電炎上」

問題0702:もし薄型テレビのマーケティング戦略を作れと言われたらどうするか? 東洋経済の記事では「生き残りは体力勝負」という書かれ方をしている薄型テレビの販売競争。北米市場はプライシングがマーケティング・ミックスに占める割合が高いので「体力勝…

[]Tarzan 1/10, 24

ワークアウトをすると気持ちが変わるのはなぜでしょうか。 自分自身に関しても、社会に関しても、「ちゃんとしなきゃ」という気分になります。朝の起床後のヨガも一緒。明らかにやる前とやった後で精神状態が変わります。それも良いほうに。 不思議〜。